4月14日に広島市における新型コロナウイルス感染者16例目が発生しました。
この患者さんは、14例目と15例目(どちらも広島市立大学の学生)の濃厚接触者であることが判明し、検査した結果陽性反応が出ました。
そして、広島市佐伯区五日市にある社会福祉施設「見真学園」の職員でした。
広島市16例目 感染者情報
患者概要
年代 | 20代 |
性別 | 女性 |
居住地 | 広島市 |
職業 | 介護職 |
家族構成 | 不明 |
主な症状 | 咽頭痛・鼻水・頭痛・筋肉痛(現在は症状なし) |
入院・退院までの行動履歴
3月29日 | 14・15例目の患者と会食 |
4月3日 | 咽頭痛・鼻水・頭痛・筋肉痛症状が出る |
4月5日 | 症状が軽快し、以降の症状はなし |
4月13日 | 14・15例目の濃厚接触者ということが判明し、検査誘導してPCR検査を実施した結果、陽性と判明 |
4月14日 | 感染症指定医療機関に入院 |
4月11日の会見で発表された内容
・4月1日から土日を除いて介護職に従事していた
・14例目の患者の報告では、「15例目ともう一人(この人は陰性)」の3人で食事をしたとうことであったが、15例目の患者の報告で「3人の会食ではなく17名での会食だった」ということが判明。
・急いで17名会食の濃厚接触者を当たったところ、16例目の女性が陽性と判明
・16例目が勤務する社会福祉施設で、入所者17名・職員5名(16例目を含む)の計22名が陽性
・16例目が勤務する社会福祉施設は広島市佐伯区五日市の見真学園(4.14追記)
まとめ
広島市16例目の新型コロナウイルス感染者情報と記者会見内容をご紹介しました。
市立大学の学生さんが虚偽の報告をしたが為に、16例目の感染者の特定に至るまでに数日のタイムラグが生じてしまいましたね。
15例目の感染者さんが正直に話してくれたおかげで、17名会食の濃厚接触者を当たることが出来ましたが、もし15例目の方も正直に話してくれなかったら、16例目の方は発見されることもなく、見真学園でのクラスター規模はもっと多いなものになったかもしれません。
「今の時期に大人数で会食したって話したらどんなに叩かれるか・・・」と不安になったのかもしれませんが、ウソはバレたあとの方が怖いです。
隠さなくても済むような行動を取ることが一番だなと思います。
コメント
[…] 広島市佐伯区五日市所在の社会福祉施設「見真学園」のクラスターは、概ね広島市16例目の女性から広がったと考えられます。 […]